タピオカの再流行を読み解く
この前友達と原宿に行った。
街をぷらぷらしてたら小腹がすいてきたので、せっかく原宿にいるのだから今流行りだという「タピオカ」とやらを飲んでやろうじゃないかということになった。
が!タピオカティーの大定番ゴンチャに行ったのではないのにも関わらず、店の外まで大行列。
本当に、文字通り、大行列。
正直びっくりした。飲み物のためにここまで並ぶのか。並んでいる子を観察してみると、私よりも若く見える子(おそらく高校生から大学生)ばかりだ。
家に帰ってからなぜこんなにブームが起こっているのか考えてみた。
まず、写真映えするということ。写真で撮ると真っ黒なコーヒーより、ただ茶色の紅茶より、見栄えがいい。これに尽きる。やはり世間はまだインスタ映えの時代である。
その二、タピオカ屋は店が小さい。タピオカ屋は普通のカフェと違ってお店にあまりくつろぐスペースがない。だから買い終わったお客さんはタピオカを片手に街をふらつくことになる。これは表参道とか渋谷とか人通りの多い場所だと、購買意欲を掻き立てることに一役買っているのではないか。町を歩いてる時にタピオカを持った人に何人もすれ違ったら、不思議と「なんだかタピオカ飲みたいかもしれない」という気持ちになってくる。広告と同じ効果だ。
その三、台湾タピオカの上陸のタイミングがよかった。ここ数年流行っていた糖質制限制限ブームがちょうど落ち着いてきた時期だった。これは本当にラッキーだと思う。(いや…もしかして糖質制限ブームが去るのを待ったのか?だとしたらとても戦略的だ…)糖質制限ブーム真っ盛りの時に、タピオカなんて流行らない。だってタピオカってタロイモからできた炭水化物のかたまりだもの。
そして最後に、タピオカは顧客のターゲットをしっかりと絞れていたということ。NewsPicksでゴンチャジャパンの社長の記事を読んだ。ターゲットがユニークで、「コーヒー嫌いなスタバ好き」だったそう。マーケティングにうまく踊らされているというわけ。
あーこんなこと書いてる間にまたタピオカが飲みたくなってしまった。