ラップはクレバーである
久しぶりの更新。そして自分でもトピックチョイスが謎である。
タイトルからしてアホそうな響きだが、今日はラップ(英語)の凄さについて考えてみる。
海外にいくと1番人気なジャンルと言っていいほどなhip hop。
ちょっぴりワルなイメージがあるラッパーだけど、実は"言葉遊びのエキスパート"なのだ。
今回はラップ界の神、エミネムの歌詞でその凄さを感じてみてほしい。
まず1つ目の例!
“So she's been on the web lately
Says maybe she'll be my Gwen Stacy, to spite her man”
日本語訳:
彼女のことは最近インターネットに載ってた。
彼女は俺にとって男を悩ますグウェン・ステイシーなのかもな。
このパートめちゃめちゃ頭いい作りになっているのわかりますか!?
グウェンはアメコミのヒーロースパイダーマンのヒロインです。これでこの歌詞に隠されている言葉遊びに気づいたでしょうか…?
そう、エミネムがinternetではなくwebという単語を使ったのはたまたまではありません。
webのもう1つの意味である「クモの巣」と掛けているから。
そしてもう1つ、to spite her manの部分。
これ早口で言ってみてください。
凄くないですか!?
ラップは韻を踏むということ以外に、
今説明した例のように単語自体に二重の意味を持たせてることが結構あります。
ほかの例も少し。
最新アルバムKamikazeのthe ringerより、
“You will never see Em icy, but as cold as I get on the M-I-C.”
日本語訳:
ここで言うEm icyはEminem icyです。
なぜわざわざEm icy(エムアイシー)にしたか?
それはマイクを意味するM-I-C(エムアイシー)とかけるため。
Coolではなくcoldを使っているのもicyの本来の意味(氷のように冷たい)とかかっています。
いやーこうやってじっくり見てみると深いですね。
もちろん英語自体の特性として、日本語と比べて、韻を踏みやすかったり二重の意味を持たせやすかったりするけれど、
言葉を自在に使いこなしているこの感じ…
かっこいいの一言に尽きます。
そしてだんだんブログの方向性失っている笑笑