就活迷走系女子大生のブログ

都内の大学4年生。日々感じたこと、考えたこと。

日本アイドル論

最近アイドルのあり方がすごく変わってきている気がする。
(NGT関連の話ではないよ!)

今若い子の間ではKPOPが人気。
日本のアイドルだと乃木坂、欅坂あたりが人気なのではないだろうか。

私にはこれらに共通点があると思っていて、
それは「一般の人とかけ離れている」こと。
もっとわかりやすく言うと手の届かないアイドルかな。

ひと昔前は、全盛期のAKBを代表として少し自分と身近に感じられて、なおかつその子努力が見える、そんな子がアイドルの理想像だったのではないか。彼女たちと一緒に自分も頑張っていこうと思えるような。

対して最近人気のKPOPはデビュー時から「完全体」である。圧倒的なダンス力と歌唱力。手の届かない憧れの存在。
じゃあ乃木坂や欅坂はどうなんだって思う人もいるかもしれない。確かに握手会などで実際に会うことはできるけど、「会える=身近」ではないと私は思う。
というのも乃木坂の女の子たちはお人形さんのように可愛くて身近にはいないような女の子ばかりだし、欅坂はなんといっても平手ちゃんが圧倒的なカリスマ性を発揮している。
我々一般人とはかけ離れているのである。

なぜ若者の理想のアイドル像が身近なアイドルからカリスマ系のアイドルに移行したのだろうか。
私はその影にSNSの存在があると考えている。
最近SNSではいわゆるインフルエンサーと言われる人々が活躍している。
芸能人ではなく我々と近いけれども影響力を持っている方々である。
SNSを使いこなす彼女たちは、日常を公開しながらファンと密に交流している。
こうして「より身近で応援したくなる存在」としてインフルエンサーたちが登場したことにより、
アイドルには「自分たちと圧倒的に遠い存在」を求めるようになったのではないか。

と、まあいろいろ考えてみたけれど
私はアイドルに関してとても詳しいわけではないので本当のところはわからない笑笑

GWもあっという間に後半戦。
まったりしつつも知識を詰める期間にしたい!

ラップはクレバーである

久しぶりの更新。そして自分でもトピックチョイスが謎である。
タイトルからしてアホそうな響きだが、今日はラップ(英語)の凄さについて考えてみる。

海外にいくと1番人気なジャンルと言っていいほどなhip hop。
ちょっぴりワルなイメージがあるラッパーだけど、実は"言葉遊びのエキスパート"なのだ。
今回はラップ界の神、エミネムの歌詞でその凄さを感じてみてほしい。

まず1つ目の例!
エミネムエドシーランのコラボ曲riverより
“So she's been on the web lately
Says maybe she'll be my Gwen Stacy, to spite her man”
日本語訳:
彼女のことは最近インターネットに載ってた。
彼女は俺にとって男を悩ますグウェン・ステイシーなのかもな。

このパートめちゃめちゃ頭いい作りになっているのわかりますか!?
グウェンはアメコミのヒーロースパイダーマンのヒロインです。これでこの歌詞に隠されている言葉遊びに気づいたでしょうか…?

そう、エミネムがinternetではなくwebという単語を使ったのはたまたまではありません。
webのもう1つの意味である「クモの巣」と掛けているから。

そしてもう1つ、to spite her manの部分。
これ早口で言ってみてください。
スパイトハーマン…スパイターマン…スパイダーマン!!!!曲中でスパイダーマンと聞こえるようになっているのです。

凄くないですか!?
ラップは韻を踏むということ以外に、
今説明した例のように単語自体に二重の意味を持たせてることが結構あります。

ほかの例も少し。
最新アルバムKamikazeのthe ringerより、
“You will never see Em icy, but as cold as I get on the M-I-C.”
日本語訳:
お前らはエミネムがドラッグやダイヤモンド(iceはスラング覚醒剤、ダイヤモンドの意)に溺れる姿をみることはねぇ。でも俺はマイクを持ったら十分イケてる。

ここで言うEm icyはEminem icyです。
なぜわざわざEm icy(エムアイシー)にしたか?
それはマイクを意味するM-I-C(エムアイシー)とかけるため。
Coolではなくcoldを使っているのもicyの本来の意味(氷のように冷たい)とかかっています。

いやーこうやってじっくり見てみると深いですね。
もちろん英語自体の特性として、日本語と比べて、韻を踏みやすかったり二重の意味を持たせやすかったりするけれど、
言葉を自在に使いこなしているこの感じ…
かっこいいの一言に尽きます。

そしてだんだんブログの方向性失っている笑笑



タピオカの再流行を読み解く

この前友達と原宿に行った。
街をぷらぷらしてたら小腹がすいてきたので、せっかく原宿にいるのだから今流行りだという「タピオカ」とやらを飲んでやろうじゃないかということになった。

が!タピオカティーの大定番ゴンチャに行ったのではないのにも関わらず、店の外まで大行列。
本当に、文字通り、大行列。
正直びっくりした。飲み物のためにここまで並ぶのか。並んでいる子を観察してみると、私よりも若く見える子(おそらく高校生から大学生)ばかりだ。

家に帰ってからなぜこんなにブームが起こっているのか考えてみた。

まず、写真映えするということ。写真で撮ると真っ黒なコーヒーより、ただ茶色の紅茶より、見栄えがいい。これに尽きる。やはり世間はまだインスタ映えの時代である。

その二、タピオカ屋は店が小さい。タピオカ屋は普通のカフェと違ってお店にあまりくつろぐスペースがない。だから買い終わったお客さんはタピオカを片手に街をふらつくことになる。これは表参道とか渋谷とか人通りの多い場所だと、購買意欲を掻き立てることに一役買っているのではないか。町を歩いてる時にタピオカを持った人に何人もすれ違ったら、不思議と「なんだかタピオカ飲みたいかもしれない」という気持ちになってくる。広告と同じ効果だ。

その三、台湾タピオカの上陸のタイミングがよかった。ここ数年流行っていた糖質制限制限ブームがちょうど落ち着いてきた時期だった。これは本当にラッキーだと思う。(いや…もしかして糖質制限ブームが去るのを待ったのか?だとしたらとても戦略的だ…)糖質制限ブーム真っ盛りの時に、タピオカなんて流行らない。だってタピオカってタロイモからできた炭水化物のかたまりだもの。

そして最後に、タピオカは顧客のターゲットをしっかりと絞れていたということ。NewsPicksでゴンチャジャパンの社長の記事を読んだ。ターゲットがユニークで、「コーヒー嫌いなスタバ好き」だったそう。マーケティングにうまく踊らされているというわけ。

あーこんなこと書いてる間にまたタピオカが飲みたくなってしまった。


ポッドキャストの可能性

今日newspicksで「音声コンテンツの黄金時代がやってきた」を読んだ。
日本ってまだポッドキャストそこまで浸透していないけど、これから伸びていくんじゃないかって個人的には期待してる。

現代人のライフスタイルにあってるもの。
動画って目も耳も奪われるけど、音声なら耳だけだしね。この前なにかの記事で読んだけど最近の若い子たち(私もまだ若いと思いたいが!笑)はスマホの画面をスクロールすることすらめんどくさいらしい。

となると、なにもせずただ耳で聴けるエンターテイメントって伸びると思うんだよね。
そもそもラジオが廃れていった原因ってラジカセを家に置かなくなったからで、ただ聞く手段がなくなったってだけなんじゃないかな。ポッドキャストなら携帯で聴けるし。

あともう一ついいなって思うことは、ポッドキャストはマスメディアではないから、ニッチでディープな番組がごろごろしてるってこと。
マイノリティとか多様性を大事にする現代にあってると思う。ネットフリックスが売れた一因って、マスメディアに見落とされがちなマイノリティにフォーカスした作品も多く作ってるからなんだよね。

これはイギリスの大学のメディアの授業取ってた時に読んだ論文に書いてあったんだけど、ポッドキャストって音声情報しかないからfan fictionが生まれやすいんだって。要するにtransmedia storytellingが起こりやすいってこと。(transmedia storytellingとは物語が世界観を保ちながら他のメディアへと広まっていくこと。)
そりゃそうだよね。だってまあ言ってしまえば音声からの情報しかないから、どのキャラクターがどういう見た目でとか視覚的な情報は聞き手の想像力に任されるわけで。

今の時代って、「〜だから〜らしく」っていう概念がなくなりつつあるし、こういう視覚的な情報で「断定しない」メディアは今の時代の「カテゴライズするのではなくありのままを受け入れる」っていう考え方にも合っていると思う。

タラタラと書いちゃったけど結論として言いたいのは、
これからの時代ポッドキャストに期待してるよってこと。笑

あっぱれ、パンテーン

先日パンテーンの「#この髪どうしてダメですか」の広告がすごく話題になっていたけど、
これはブランドキャンペーンの見事な成功例だなぁと。

なぜこの広告が話題になったかって、
「多くの人々が疑問に思いながらも受け入れてしまっていること」を問題視して(だから体験しているから共感しやすい)かつ、「時代のトレンドに乗っている」(だから広まる)からなのだと思う。

最近、twitterとかInstagramでたくさんシェアされてるものってどれもこのタイプのものが多い。SNSを通じて、気軽にシェアできたり意見を述べられる時代になったからこそ、今まで当たり前のこととして捉えられていたことに対してアクションを起こす人が増えた。

近年急速に進む働き方改革もしかり。テレビで活躍する人もそう。りゅうちぇるとか渡辺直美が人気なのって周りに流されないで自分を貫く強さを持ってるからだと思うんだよね。

こういう「ありのままの自分を重視するスタイル」がこれからの時代の理想像(トレンド)になっていくのだと思う。

ヘアケア製品パンテーンの事業を社会的な課題、関心ごとと絡めて発信し、人々の意識や行動を変容させることに成功している…本当にすばらしいブランドキャンペーンだ。これぞPRの鏡だな。

1番タチの悪い男

就活を始めて初めてサイレントお祈りを経験した。(おそらく連絡がないのでそう)

企業の採用担当の方が忙しいのはわかる。
今の時期面接ばかりだもの。

でもさ、学生も企業にいいイメージ持ってるからそこに出してるわけで。面接に行ったのはそこを好きだからであって。
なにも連絡をしないで終わりにするってどうなのかな。

サイレントお祈りって恋愛で言うと1番タチの悪い男だよーーー!!笑笑
好きな人に告白して、でも相手からは返事が返ってこない。きちんと断られたわけじゃないから、心のどこかで少し期待して、でもやっぱり返事は来なくて。あーやっぱりダメだったんだって、少し期待してた分必要以上に落ち込むんだよなぁ。それだったら告白した時にちゃんと振ってよ!って。

就職活動期間、特に今の時期は企業だけじゃなくて学生もすごく忙しい。時間をお互いに割いているのだから、最低限のマナーとしてお祈りメールくらい出してほしい。べつに丁寧である必要もない。ただあなたと弊社はマッチングしませんでしたってきちんとメールなり何なりで伝えてほしいだけ。

だってその企業のことが好きで時間を割いた学生に失礼でしょ。私が学生側だからそう感じるのかもしれないけど。

ま、サイレントお祈りの会社は口ではいろいろ言っててもそこまで学生を大切にしてないってことなのかもなぁ。どんなに企業として優れててもこれだとなんだか会社のイメージまで悪くなる…。

企業さん、きちんとお祈りメールは送ってね!

炎上中の独CMを見て考えたこと

数日前からドイツ企業ホルンバッハがネットで公開したCMが話題になっている。
「春の匂い」が染み込んだ白人男性の下着や服をアジア人女性が自動販売機で購入して春を体感するという設定なのだが…春の匂いはもっと違う表現の仕方があったはずだ。まあきっとそこをユーモアとして捉えて欲しかったのだろうが。個人的に1番問題だと思うのは炎上したことに対する企業側の対応だと思う。差別されたと感じた人がいるのだから釈明する前にまず謝罪すべきではないだろうか。

製作側によると元々このCMは、日本で中年の男性が若い女性の下着などを自動販売機で買っているという話をベースにしているらしい。しかし、そもそもそんな自販機を日本で実際見たこと、または使ったことがある日本人はどのくらいいるのだろう。私は少なくとも見たことも使ったこともない。

こういった海外の人から見た日本と日本人から見た日本のギャップは海外にいた時に度々感じることがあった。日本のコレ好きだよ〜と見せられるものが日本ではまったく知られていないものだったり、日本のものではないものがthe日本として扱われていたり。
こういう実物とイメージのギャップはインターネットの発達によってますます加速していると思う。インターネットは極端な話が広まりやすい場であるからだ。
どんな人間でも多少なりと承認欲求があって、SNSとかネットはそれを満たす格好の場所として機能している。となると、そういう場では面白い情報や他の人が知らない情報を持っていると人としての価値が上がる。なんのひねりもない、みんなが考えているようなことを言うことは好まれないのだ。だからこうやって、極端な日本カルチャーの一例である下着の自動販売機の話は海外へと広まっていき、他にも私たちの知らないところで極端な話が一人歩きして行くのだろう。

海外に行ってから日本のいいところにもたくさん気付かされた。もっと「ありのままの日本」が海外でも広まっていってほしいと思うが、おもてなしの心や日本の文化や日本人ならではの考え方といった形として存在しないものが海を越えていくのはそこまで容易いことではないということなのかもしれない。「クールでハイテクでクレイジーな日本」とはまた違う日本の側面を見せていくべき時なのかもしれない。